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首相 北朝鮮への担当者派遣「慎重に検討」

2014年10月3日 13:45
首相 北朝鮮への担当者派遣「慎重に検討」

 国会の本格論戦がスタートし、3日午前の衆議院予算委員会で安倍首相は、拉致被害者らの調査状況を確認するための北朝鮮への担当者の派遣について、慎重に検討していく考えを示した。

 政府高官は当初、「早急に結論を出す」としていたが、安倍首相は、拉致被害者の家族からあがった慎重意見に配慮する姿勢をみせた。

 安倍首相「平壌への担当者派遣についてですが、被害者ご家族をはじめとした関係各方面のご意見にもしっかり耳を傾けながら、政府として総合的に判断をしていきたいと考えている」

 また、いわゆる従軍慰安婦をめぐる朝日新聞の報道について問われた安倍首相は「日本が国ぐるみで性奴隷にしたという、いわれなき中傷が世界で行われる状況がこの誤報で作り出されたのも事実だ」と述べた。その上で「紛争下で女性の人権が侵害されることのないよう、日本も貢献していく。いわれなき中傷については、そうではないという発信をしっかりとしていくことが大切だ」と強調した。