イスラム過激派組織「イスラム国」による日本人殺害事件を受け、外務省は携帯電話を利用した情報発信や安否確認システムの導入など海外に滞在する日本人の安全対策強化策を発表した。

　安否確認システムは携帯電話のショートメッセージサービスで治安情報などを一斉に発信し、その返信によって安否確認を行うもの。当面は日本人が多いアジアや北米など１０か国と１地域で３月中旬からの運用を目指すとしている。

　この他、海外の安全情報をまとめた外務省のホームページをスマートフォンに対応させる他、危機管理の専門家がフランス・パリやイギリス・ロンドンなど世界の５つの都市を回り、在留邦人向け安全対策セミナーを開催するという。