安全保障法制を巡り安倍首相が７日、法の整備に意欲を示す一方、公明党の山口代表はこの問題を巡る政府の対応に不満を表明した。

　安倍首相「様々な改革のための法案もございますし、安全保障法制もございます。私たちはしっかりとやるべき事はきぜんとして実行していく決意です」

　自民党の全国幹事長会議で安倍首相は集団的自衛権を限定的に行使できるようにするなどの安全保障法制の整備に意欲を示した。

　公明党・山口代表「（与党協議で）提起された様々な具体的な論点に対して、政府側もまだ十分に答え切れてない点が多々あるように思われます」

　一方、仙台市で会見した公明党の山口代表はこの問題を巡る政府の対応に不満を表明した。

　安全保障法制の整備について与党は、今月２０日をめどに基本的な方向性をとりまとめる予定。山口代表は「政府は与党から投げかけられた課題に誠実に答えて欲しい」「足並みがそろわないとスケジュール通りに進んでいかないと思うので政府側の努力を促したい」と求めた。