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上西小百合議員が会見「遊びの旅行でない」

2015年4月4日 1:42
上西小百合議員が会見「遊びの旅行でない」

 維新の党の上西小百合衆院議員(31)が、橋下最高顧問とともに3日夜に緊急会見を行った。体調不良を理由に国会を欠席した直後、個人的な旅行に出かけたと指摘されている件について、「仕事の一環で、遊びの旅行ではない」と否定した。

 3日夜、大阪市内で緊急会見が開かれた。

 維新の党・橋下徹最高顧問「まず上西の方から事情の方を、説明をしていただきたいと思います」

 維新の党・上西小百合衆院議員「私が去る3月13日、本会議を体調不良という理由により欠席をさせていただきました。そういったことに関する報道がなされ、そして有権者の皆様方、そして維新の党、大阪維新の会をご支持くださる皆様方に、多大なるご迷惑、そしてご心配をおかけしておりますことに、心より謝罪を申し上げたいと思います。本当に申し訳ございませんでした」

 謝罪したのは維新の党の上西小百合衆議院議員。ことの発端は先月13日、上西議員は、今年度予算案の採決が行われた衆議院本会議を欠席した。その理由は、急性ウイルス性胃腸炎。

 しかし、2日後の15日には、男性秘書とともに京都・宮津市に出かけていた。さらに、医師の診断書をもらった12日、つまり、欠席した本会議の前日の夜には、自民党の赤枝恒雄衆議院議員と居酒屋などに行っていたというのだ。

 これまで橋下徹最高顧問(45)は、上西議員の一連の経緯を批判、1日には次のように話していた。

 維新の党・橋下最高顧問「(本会議の)当日行ってたら即議員辞職なんでしょうけど、14、15日の件はもう、ちょっと僕もよくわかりません。ただ普通だったら身を引くことなんでしょうね、もうね。辞めた方がいいと思いますよ、あの人は」

 しかし3日夜、上西議員は-。

 維新の党・上西小百合衆院議員「本会議当日13日、数日前から私は嘔吐(おうと)、腹痛、頭痛、悪寒等の症状をときたま発するような状況でありました」

 その上で14日は自宅で療養。そして15日は-。

 維新の党・上西小百合衆院議員「京都の宮津に秘書と2人で旅行したのだろうと、こういうふうな報道もありますが、そういったことは一切なく、決して遊びの旅行ではなかったと。これは仕事の一環として、行かせていただいたのであると」

 衆議院選挙での応援のお礼をかねて、支援者と会食をしただけと説明した。ただ、居酒屋などに行っていた12日の夜の過ごし方について話題が及ぶと。

 維新の党・上西小百合衆院議員「(処方された)薬のせいか12日夕方ぐらいが、体調が落ちついたから、(夜の会食に)行かせていただこうと、こういう思いで参りました」

 維新の党・橋下徹最高顧問「正当化しません。病気で飲みに行ったと。これは最悪です。翌日本会議なのに」

 橋下最高顧問は、前日夜に会食していたにもかかわらず、本会議を欠席したことが問題と指摘した。

 会見で説明した上西議員。騒動は終結するのだろうか。