衆院本会議で町村氏の追悼演説「信念の人」
今月1日に亡くなった自民党の町村前衆議院議長の追悼演説が16日、衆議院本会議で行われた。
追悼演説は、町村氏と同期当選の自民党の伊吹元衆議院議長が行った。演説の中で伊吹氏は、町村氏について「“凜とした”という言葉が好きだった君は、信念の人で自説を曲げない人でもありましたが、筋の通ったことについては人懐こい笑顔で相手の意見を受け入れ、決して頑固な人ではありませんでした」としのんだ。
その上で、町村氏が生前、「日本国を少しでも改善し、発展させ、次の世代に手渡していく責務がある」と話していたことを取り上げ、「君の愛したラグビーのように、ボールをつなげ、ひたすらに前へ前へと走り続けた君からパスされたボールを、この議場の中の若い同僚の諸君が受け取り、必ずトライに結びつけてくれることを私は信じて疑いません」と述べ、故人を悼んだ。