安倍首相、拉致被害者家族に募金を手渡す
安倍首相は14日、北朝鮮による拉致被害者の家族と面会し、家族らを支援するために自民党員などから集めた募金を手渡した。家族側は「7月くらいまでに解決の兆しを見せてほしい」と求めた。
安倍首相「なかなか拉致問題の解決、いまだにできないこと、本当に心苦しい思いでございます」
この募金は先月、拉致問題を啓発する舞台劇を自民党本部で上演した際に、観客から寄せられたもの。席上、安倍首相は拉致被害者の帰国の実現に向けて、今後も全力を尽くす考えを強調した。
これに対して拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表は、北朝鮮の特別調査委員会の調査開始からちょうど1年となる今年の7月をめどに、「解決の兆しがはっきり見えるようにしてほしい」と述べ、拉致問題の早期解決を改めて求めた。