安倍首相 米議会演説終え「大変感慨深い」
アメリカを公式訪問中の安倍首相は29日(日本時間30日未明)、アメリカ議会の上下両院合同会議で日本の首相としては初めてとなる演説を英語で行い、日米同盟は「希望の同盟」だとして連携と協力を呼びかけた。演説を終えた安倍首相は日本テレビの単独インタビューに応じ、今回の演説について「大きな拍手で迎えられ大変、感慨深いものがあった」と感想を述べた。
安倍首相「かつて敵同士として戦いあった国が、今はかけがえのない日米同盟、揺るぎない同盟で結ばれた国同士として、まさに大きな拍手で迎えられた。大変、感慨深いものがありました」
また、今回改定された新たな日米防衛協力の指針(=ガイドライン)について次のように述べた。
安倍首相「この18年ぶりのガイドラインの改正は今後の日米のあり方を決める基礎になると思っている。日米同盟がより強化され、より対処能力が上がり、より強化されることによって、アジア太平洋地域はより安定していく。より平和な地域となっていくことは間違いない」
また、演説で述べた歴史認識については「先の大戦の痛切な反省の上に日本の繁栄があり、アジアの人々に大きな被害を与えたことはこれまでも申し上げてきた。新しいことを述べたのではなく今までも述べてきたことを率直に述べた」と説明した。その上で戦後70年の首相談話について「これからさらにもっとアジアの地域や世界の平和のために貢献していく。こういうメッセージを内外に出していきたい」と述べた。