×

ミャンマーの郵便制度質向上へ 覚書を締結

2015年5月26日 22:28
ミャンマーの郵便制度質向上へ 覚書を締結

 高市総務相は26日夜、日本を訪れているミャンマーのミャッ・ヘイン通信・技術情報相と、日本がミャンマーの郵便制度の質向上のために進めてきた協力を拡大する覚書を取り交わした。

 日本はこれまでミャンマーのヤンゴン、マンダレー、ネピドーの3つの都市に郵便の専門家を派遣し、これまで配達まで平均で4、5日掛かった国内郵便を1日半ほどで届くようにするなど、郵便サービスの改善を進めてきた。今回の覚書にはこうした技術協力をODA(=政府開発援助)として規模を拡大して進めることや国営企業「ミャンマーポスト」の10年ほど先の将来像策定に日本の専門家が支援することなどが盛り込まれた。

 高市大臣は26日朝の記者会見で「ミャンマー国民の利便性に資するだけでなく、日本企業のビジネスチャンスを生むものだ。ウィンウィンの関係をしっかり築いていきたい」と期待を示している。