国枝慎吾さんに“国民栄誉賞授与を検討”岸田首相が指示
政府が、車いすテニスのレジェンド国枝慎吾さんに対し、国民栄誉賞の授与を検討していることが分かりました。
松野官房長官は3日午後、会見で国枝さんに国民栄誉賞の授与を検討するよう、岸田首相から指示があったと明らかにしました。
国枝さんは38歳で、これまでパラリンピックで通算4つの金メダルを獲得したほか、車いすテニスの四大大会では歴代最多となる50度の優勝に輝きました。
去年7月には、シングルスで四大大会のすべてとパラリンピックを制覇する“生涯ゴールデンスラム”を史上初めて達成するなど、車いすテニス界の第一人者として活躍してきました。
こうした活躍を受け、政府が国枝さんへの国民栄誉賞、授与の検討に入ったものです。今後、関係者などから話を聞いて、授与に向けた具体的な検討を進める予定です。