自宅放置死遺族会「医療にアクセスできる状況作ってほしい」と訴え
新型コロナウイルスにかかり、医療を受けられず自宅で亡くなった人たちの遺族会の代表が、厚生労働省に「医療にアクセスできる状況を作ってほしい」と訴えました。
自宅放置死遺族会・高田共同代表「遺族としたら、もし早く医療とつながれれば助かったんじゃないか。必要な方が必要な医療にすみやかにつながれるような体制をとっていただきたい」
去年8月、当時43歳の弟を亡くした遺族会の共同代表が、立憲民主党の議員らとともに、厚生労働省に対して、「自宅放置死」の実態を検証することや、自宅療養中に医療を受けられる体制の確保を訴えました。
立憲民主党・中島議員「必要な人が医療にアクセスできないなんて、これ、厚生労働行政史上最悪の事態だと思いますよ。2年以上続いていることを岸田政権にはしっかりと受け止めてもらって」
立憲民主党の議員は、「医療システムの変更に踏み込まないと同じことを繰り返す」と強調した上で、今の国会に立憲民主党が提出した「かかりつけ医制度」を導入するための法案を議論していきたいと述べました。