自民“最大派閥”安倍派が会長決定を見送り
自民党最大派閥の安倍派は亡くなった安倍元首相の後任の会長を当面、置かないことを決めました。
自民党・安倍派 塩谷会長代理「無理にやるとこれがまたおかしな方向に行きかねないということで」
安倍派の塩谷会長代理はこれまで今週中には後任の会長など新たな体制を発表する方針を示していました。
しかし、当選3回以下や4回生のグループから「我々は安倍チルドレンだ。安倍派のままがいい」などの反対意見が多く上がり先送りすることとなりました。
派閥内では水面下で「塩谷氏を会長に昇格させるべき」とするベテラン議員と、「萩生田政調会長や西村経産大臣らを中心とした集団指導体制にすべき」とする中堅議員が対立していました。
また、参議院安倍派からは「世耕参院幹事長を会長に」という声も上がり収拾が難しくなっていました。
安倍派の議員からは「放っておくと3つか4つに分裂する」との声も上がっていて今後も安倍派の混乱は続く見通しです。