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戦後70年談話に「反省の意」示す~首相

2015年7月11日 2:28
戦後70年談話に「反省の意」示す~首相

 安倍首相が来日した韓国の国会議員らに対し、この夏に発表する戦後70年談話について「先の大戦について反省の意を示す」との意向を示した。

 来日中の韓日議連のメンバーは10日、安倍首相を表敬訪問した。同席した日韓議連の額賀会長によると、韓日議連の徐清源会長から戦後70年談話について「建設的な形で出されることを期待している」との発言があった。これに対して安倍首相は「歴代総理の談話については総体的に継承する」とした上で、「先の大戦に反省の意を示し、平和国家としての歩みやどういう国を目指すかについて言及したい」と説明したという。

 これに先立って日韓両国の国会議員およそ140人が参加した日韓・韓日議連合同総会で、両国の議員が「日韓首脳会談の早期開催の環境作りに最大限努力する」ことなどを盛り込んだ共同声明を採択した。

 一方、世界遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」について、日本側が「登録を歓迎する」という言葉を共同声明に盛り込もうとした。しかし、韓国側が反発して共同声明には盛り込まれなかった。