防衛相と稲嶺氏“辺野古移設”議論も平行線
中谷防衛相は16日、沖縄県名護市を訪れ、アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設に反対する稲嶺市長と初めて会談したが、議論は平行線に終わった。
稲嶺市長「(米軍基地の)辺野古移設、この一点だけは、受け入れは困難だ」
中谷防衛相「改めて政府の考え方を説明させていただくと同時に、地元の要望を聞きたい」
防衛相が名護市を訪れて市長と会談するのは、民主党政権だった2011年以来、4年ぶり。
中谷防衛相は沖縄の基地負担軽減を進めていることもアピールし、移設に協力を求めた。これに対し、稲嶺市長は「普天間をただ移すだけでなく、基地機能も強化される。負担軽減とは程遠い」と反対する姿勢を示した。