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接近加速化? 維新と民主、連携強化確認

2015年8月31日 17:36
接近加速化? 維新と民主、連携強化確認

 維新の党を離党した橋下大阪市長が新党結成の考えを表明したことを受け、新たな動きがあった。維新の党の松野代表は民主党の岡田代表と党首会談を行い、今後の連携強化を確認した。

 松野代表らは民主党との連携強化に一気にかじを切った。その背景には、民主党との協力に否定的な橋下氏に近い大阪系議員との分裂が決定的になり、障害がなくなったことがあげられる。

 民主党・岡田代表「野党勢力の結集に向けて両党が協力していく」

 松野代表「同じ志を持ったものの結集に向かっていく第一歩にしていきたい」

 両代表は、今の国会の閉会後に選挙協力と政策についての協議機関を設置することなどで合意した。執行部の1人は「今日を皮切りに色々な動きが本格化していくだろう」と話すなど、民主党への接近は加速しそうだ。

 一方、松野代表は30日夜、電話で橋下氏と話し、「党に戻ってきてほしい」と伝えたが、橋下氏は「それは無理です」と明確に拒否した。

 大阪系議員の一人は、51人の党所属国会議員のうち、20人以上が橋下氏の新党に参加するとの見通しを示している。今後、松野氏らと、大阪系議員による中間派の取り込み合戦が激しくなりそうだ。