“安保法案”審議大詰め 夜も反対集会続く
安全保障関連法案の審議が大詰めを迎える中、国会議事堂前では15日も、法案に反対する集会が行われている。
国会議事堂の正門前では、15日も昼間から安保法案に反対する抗議活動が行われており、午後6時を過ぎても参加者の数は増え続けている。参加者は「日本を戦争する国にするな」、「強行採決絶対反対」などと叫びながら、安保法案の廃案を訴えている。
危険防止のため警察官が設置したバリケードで歩道と車道が分けられている。しかし、14日には、一部の参加者が、警備にあたっている警察官ともみ合いになるなどしてバリケードが破れ、車道にまであふれかえるなど、国会周辺は一時騒然とした。
政府・与党は安保関連法案を17日までに参議院の特別委員会で採決した上で、今週中の成立を目指す考えで、予断を許さない状況になっており、16日以降も毎日、国会前で反対集会が行われる予定。