安倍首相 全町民避難の福島県大熊町を視察
安倍首相は19日、東京電力・福島第一原子力発電所の事故以降、全ての町民の避難が続く福島県大熊町を視察した。
安倍首相が訪れたのは、福島第一原発のある、大熊町の南部・大川原地区。この地区は3年後に町民や廃炉を行う作業員が生活を再開することを目標に、居住地や廃炉の研究施設などの整備が進められている。
政府は、この大川原地区を大熊町の住民帰還の足がかりとしたい考えで、模型を使った説明を聞いた安倍首相は、「新たな大熊町をつくるという皆さんの気持ちに寄り添いながら、国としても支援したい」と述べた。
安倍首相は、避難指示が解除された楢葉町を視察する予定。