首相、1億総活躍社会へ「総力をあげて」
安倍首相が訪問先のカザフスタンで同行記者団と懇談し、アメリカが、南シナ海にイージス艦を派遣したことについて、「国際法にのっとった行動だ」と理解を示した。
中国が、南シナ海で埋め立てを進める中、アメリカが人工の島から12カイリ以内の海域にイージス艦を派遣したことについて安倍首相は、「国際法にのっとった行動だ」と理解を示した。中国に対しては、「南シナ海における大規模な埋め立てや拠点構築は、国際社会共通の懸念だ」と指摘し、「開かれた自由で平和な海を守るため、米国をはじめ国際社会と連携していく」と述べた。
一方、自らが重要政策と位置づける「1億総活躍社会の実現」に向け、「政権の最大の課題であり、内閣の総力をあげて取り組んでいく」と決意を示した。その上で、「来月中にも、緊急に実施すべき対策の第一弾をとりまとめる考えだ。予算が必要なものは適切に対応し、補正予算で対応すべきものがあればしっかりと対応していく」と述べた。