民主党や維新の党など野党各党の幹事長と国対委員長が１２日、会談し、「政治とカネ」の問題などを議論するため、臨時国会を開くよう、あらためて政府・与党側に申し入れる事で一致した。

　会談では閣僚をめぐる「政治とカネ」の問題やＴＰＰ（＝環太平洋経済連携協定）などについて議論するため、臨時国会を開くべきとの考えで一致した。

　今週、衆・参両院で予算委員会の閉会中審査が行われたが、「より審議を深めなければいけない、論点が浮き彫りになった」としている。

　民主党・枝野幹事長「きょうの５党１会派としてですね。強く臨時国会の開催を求めたいと、（政府は）応じられないということで、これは明白な憲法違反であると」

　民主党の枝野幹事長は近く、政府・与党に対し、あらためて臨時国会の開催を求める事にしている。

　一方、これに対し、政府・与党は臨時国会の召集を見送る方針で、来年１月４日に通常国会を召集する案などを検討している。自民党幹部は１２日、「来週以降に正式な発表をする」との見通しを示した。