安倍首相は１８日夜、公明党の山口代表と東京都内で会談し、夏の参議院選挙をにらんで両党の協力姿勢を確認した。

　会談には菅官房長官のほか、両党の幹事長も同席した。出席者の１人が「国会を丁寧にやっていこうという話だ」と述べるなど、通常国会での来年度予算案の早期成立などに向けて両党が連携していく方針を確認した。

　自民・公明両党は、次の衆議院選挙のタイミングや安倍首相が目指す憲法改正への道筋について考えの違いも浮き彫りとなってきており、１８日夜の会談は夏の参議院選挙をにらんで早い段階で溝を埋めるねらいもあったものとみられる。