普天間移設が争点 宜野湾市長選あす投開票
アメリカ軍普天間基地の移設が最大の争点となる沖縄県宜野湾市長選挙は、23日が選挙戦の最終日。移設を進める安倍政権の支援を受けた現職と移設反対を訴える新人の2人が最後の支持を訴えている。
立候補しているのは届け出順に、いずれも無所属で、自民党と公明党が推薦する現職の佐喜真淳さん(51)、新人の志村恵一郎さん(63)の2人。
宜野湾市にはアメリカ軍普天間基地があり、名護市辺野古沖への移設が今回の選挙の最大の争点。選挙戦の最終日の23日、2人は最後の支持を訴えている。
佐喜真さんは、移設を進める安倍政権の支援を受け、移設の是非には触れず、基地の早期返還と危険性の除去に取り組むべきと主張している。
志村さんは、移設反対を訴える翁長知事の支援を受け、県内移設では危険性は除去できないとして、安倍政権が進める計画に反対している。
宜野湾市選挙管理委員会によると、22日までに期日前投票を済ませたのは10774人で、全有権者の15%近くになっている。
投票は24日に行われ、即日開票される。選挙結果は普天間基地の移設問題に影響を与えるとみられている。