維新・江田前代表ら“民主党の解党は困難”
民主党と維新の党の合流問題について、両党を解党した上で新党を結成すべきと強く主張している維新の党の江田前代表は、自らに近い議員と会合を開き、解党には民主党が消極的であり極めて困難であるとの認識で一致した。
江田氏に近い議員には、両党を解党した上で新党を結成しないと合流できない比例代表で当選した参議院議員が多いことなどから、江田氏らはいわゆる「解党新党」を目指すべきと強く主張している。
しかし、民主党側は「解党新党」には消極的な姿勢を崩していない。こうしたことから、9日夜の会合では「解党新党はもう基本的に望めない」などとして、両党の解党は極めて難しいとの認識で一致した。
このため、夏の参議院選挙は維新の党単独で戦うべきとの意見が相次いだという。
これに先立ち、江田氏は松野代表とも会談し、解党新党をあきらめ、参議院選挙に維新単独で臨むことなどについて協議した。松野代表は今月中旬にも民主党との協議をまとめたい考えだが、見通しは立っていない。