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民主・細野氏、丸川環境相に発言撤回迫る

2016年2月10日 13:28
民主・細野氏、丸川環境相に発言撤回迫る

 政府が長期的な追加被ばく線量の目標としている年間1ミリシーベルトについて、丸川環境相が「何の科学的根拠もない」と発言したことについて、民主党は10日の衆議院予算委員会で発言の撤回を求めた。

 目標を決定した際の環境相だった民主党の細野政調会長は、目標は国際機関の勧告などを根拠に定めたもので「発言は撤回した方がいい」と迫った。

 民主党・細野政調会長「ですから何の根拠もなくって、これ本当に逆に何を根拠におっしゃったか。この発言は明確に撤回していただいた方がいいと思います」

 丸川環境相「福島で大変ご不安に思われてる皆様方に、私も誤解を与える発言をしたとしたら本当におわびを申し上げたいと思います。私は住民とのリスクコミュニケーション、やっぱりこれがまだまだ不十分であったというところを指摘をしたいという趣旨で申し上げた次第でございまして」

 丸川環境相は発言について改めて陳謝したが、撤回はしなかった。

 また細野氏は、日本銀行が導入した「マイナス金利政策」について、「これだけの株安、円高。アベノミクス相場は崩壊したと言われている」と追及した。安倍首相は、「黒田総裁を信頼している。物価の安定確保という意味で、しっかりした政策手段をとっていくと考えている」と反論した。