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首相“今後5年間を「復興・創生期間」に”

2016年3月10日 21:03
首相“今後5年間を「復興・創生期間」に”

 安倍首相は東日本大震災から11日で5年を迎えるにあたって、記者会見を行った。今後5年間を「復興・創生期間」と位置づけて、被災地の支援を行っていく考えを示した。

 安倍首相「今後5年間を復興・創生期間と位置づけ、十分な財源を確保し、被災地の自立につながる支援を行っていく考えであります」「(東北への外国人観光客を)2020年に(現在の)3倍の150万人に押し上げることを目指す。今年をまさに東北観光復興元年にする」

 このように安倍首相は、2020年には東北への外国人観光客を今の3倍に増やす方針を明らかにした。また、現在も一部区間が不通となっているJR常磐線について、東京オリンピック・パラリンピック前の2019年度中に全線開通を目指すと述べた。福島第一原発事故に伴う帰還困難区域の見直しについては、今年夏までに政府の考え方を示すことも明らかにした。

 さらに福井県の高浜原発が9日、運転停止を命じる仮処分決定を受けたことについて「資源に乏しい我が国に原子力は欠かすことはできない」として、新規制基準に適合した原発については、再稼働を進める方針を改めて示した。