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消費税率「予定通り上げるべき」~山口代表

2016年3月22日 16:20
消費税率「予定通り上げるべき」~山口代表

 政府・与党内から消費税率10%への引き上げの見送り論が相次いでいることに対して、公明党の山口代表は22日の会見で、予定通り引き上げるべきとの考えを改めて示した。

 山口代表「経済状況を理由にして消費増税を先送りするという判断には今のところならないのだろうと思います」

 来年4月の消費税率引き上げ見送りや、これを理由に衆・参ダブル選挙を行うことについては自民党の溝手参院議員会長が20日、「私は賛成だ」と述べている。

 こうした発言に対して、山口代表は「不確定なことを軽々しく言うべきではないというのが政府・与党の幹部の責務だ」と述べてクギを刺した。

 また、自民党の谷垣幹事長も溝手氏の発言について「参議院側の願望を含めた話ではないか」「あまりバラバラにいろんな発言が出て来るのはいかがか」と不快感を示した。

 一方、民主党の細野政調会長は2014年、安倍首相が消費税率引き上げの先送りを決めた際、「景気判断による再延期は行わない」と説明していたと指摘し、「再延期は納得できない」と批判した。

 細野政調会長「これ(消費増税の再延期)は単にアベノミクスの失敗にとどまらず、安倍政権そのものの敗北と経済政策の敗北と言って過言ではないだろうと思います」

 その上で細野政調会長は、再延期の場合には安倍首相は退陣すべきと述べた。