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“不登校数最多” 総務省、文科省に改善求める…学校側対応は不十分

2023年7月21日 14:00
 “不登校数最多” 総務省、文科省に改善求める…学校側対応は不十分

小中学校の不登校の子どもの数が過去最多となる中、学校側の対応に不十分な点があるとして、総務省は21日、文部科学省に改善を求めました。

国は2017年に決めた基本方針で、不登校の子どもを再び登校させることだけを目標とせず、フリースクールなどに通わせることも選択肢としてあげています。

しかし、総務省が全国28の公立小中学校について調査したところ、学校側のおよそ8割はこうした国の方針を「伝えている」と回答しましたが、不登校の子どもを持つ保護者のおよそ6割は「知らなかった」と回答。「国の方針を知っていれば、学校以外の支援先を頼れたかもしれない」とする保護者が大半でした。

これを受け総務省は文部科学省に対し、情報提供や相談窓口の整備などを改善するよう求めました。

小中学校の不登校の子どもの数は9年連続で増加しており、2021年度には24.5万人で過去最多となっています。