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被爆地広島でまもなくG7外相会合

2016年4月10日 11:37
被爆地広島でまもなくG7外相会合

 来月の伊勢志摩サミットを前に10日、広島ではまもなくG7外相会合が始まる。平和記念公園にある国際メディアセンターから中継。

 初日の会合を前に、岸田外相は10日朝、この会合で、核兵器のない世界を目指す機運を再び盛り上げたいと話した。

 岸田外相「核兵器のない世界を作るという国際的な機運を盛り上げるためには、世界の政治の指導者に被爆の実相に触れてもらうことは大変重要だと思います」

 10日午前にはアメリカのケリー国務長官を始め、イギリス、フランスの外相が初めて、被爆地広島の地を踏んだ。

 会合ではテロ対策や難民問題を話し合うほか、日本は中国が強引な海洋進出を進める南シナ海問題も取り上げ、G7として懸念を表明したい考え。

 また、核軍縮に向けては「広島宣言」をまとめ、世界の指導者に被爆地を訪問するよう促す内容を盛り込む。

 11日には、この平和記念公園を各国外相がそろって訪問し、原爆死没者慰霊碑に献花をする。8年ぶりのG7議長国として議論をリードし、核兵器のない世界に向けた流れを来月の伊勢志摩サミットにどうつなげられるかも焦点となる。