安倍首相「災害応急対策に全力を」
【熊本で震度7】政府は14日午後11時20分から首相官邸で、安倍首相や中谷防衛相、河野防災担当相らが出席して地震非常災害対策本部会議を開催した。
安倍首相「現在政府は総力を挙げて対応していますが、夜間で被害状況の全容がまだ明らかではありません。被害が多数発生しているおそれがあり、被害自治体と連携し、必要な物資の確保と医療行為の提供等被災者の支援策に関係機関が一体となって取り組むこと」
安倍首相は地震非常対策本部会議で、「住民の安全確保が第一、被害者の救命救助を最優先に政府一丸となって災害応急対策に全力を尽くすこと」「地方自治体と緊密に連携して、住民の避難が確実に行われるよう対策に万全を期すこと」など指示した。
一方、菅官房長官は14日午後11時55分から記者会見を行い、これまでに益城町を中心に倒壊家屋19件、負傷者12人、建物の下敷き火災閉じ込め等の110番通報が、約480件あったことを明らかにした。
また、防衛省では、北熊本駐屯地の初動対処部隊を始め、午後11時30分現在、陸上自衛隊350人ら計390人の隊員と、航空機12機を現地に派遣している。