夏の参議院選挙の行方を占う衆議院北海道５区の補欠選挙の投開票が行われ、自民党公認で新人の和田義明さんが当選した。

　衆議院北海道５区の補欠選挙で当選したのは、自民党の新人で、公明党、日本のこころを大切にする党が推薦する元商社社員・和田義明さん。

　町村前衆議院議長が去年、死去したことに伴う今回の補欠選挙は、自民党の候補と野党４党が推薦する候補による与野党の対決の構図となった。

　安全保障関連法の施行やＴＰＰ（＝環太平洋連携協定）の署名後、初めての国政選挙で、安倍政権の経済政策「アベノミクス」への評価や待機児童を含む社会保障政策、安保関連法の是非などが争点となり、夏の参議院選挙の行方を占うことから、与野党が総力戦で臨んだ。

　町村前衆議院議長の娘婿の和田さんは、町村さんから引き継いだ保守地盤を固めると共に、小泉進次郎衆議院議員など知名度の高い議員が相次いで選挙区入りし、無党派層にも訴え当選した。