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北のミサイル対応 破壊措置命令を解除

2016年5月12日 16:27

 中谷防衛相は11日、北朝鮮のミサイルに対応するため自衛隊に出していた破壊措置命令を解除した。朝鮮労働党大会が終了し、ミサイル発射の可能性が低くなったと判断したため。

 破壊措置命令は、ミサイルやその破片が日本の領域に落下してきた場合に撃ち落とすためのもので、中谷大臣は自衛隊に対して今年3月に出していた。その後、アメリカと韓国による軍事演習や朝鮮労働党大会が終了し、北朝鮮によるさらなる弾道ミサイル発射の可能性が低くなったとして11日、命令を解除したもの。

 これを受け、東京新宿区の防衛省に配備されていた地上型迎撃ミサイルPAC3は11日夜、撤去された。また、東シナ海などに展開していたイージス艦も通常の任務に戻った。