民進・岡田氏、安倍政権の経済政策を批判
熊本地震に対応するための補正予算案を審議する衆議院予算委員会が16日、開かれている。民進党の岡田代表は安倍政権の経済政策を厳しく批判した。
岡田代表は、円高と株安でアベノミクスは行き詰まっているとの認識を示した上で、安倍首相の責任を追及した。
岡田代表「気がついたらいつの間にか円安が円高になり、そして株が乱高下して(経済の)けん引車は失われた。これが今の姿じゃありませんか。そのことに対して総理はどういう責任を感じておられるんですか」
安倍首相「考えていただきたいのは、もしこの政策を行ってなかったらどうなってたかということなんですね。それをよく考えていただきたい。やってなければまだデフレのままですよ。世界中の株式市場において乱高下が見られたのは事実であります。こういう中で我々もしっかりと政策を進めていかなければならないと考えているわけです」
また安倍首相は、アベノミクスは「決して失敗していない」と強調した。
一方、熊本県選出の民進党の松野議員は、参議院選挙に合わせた衆参ダブル選挙の有無について、「被災者の立場からぜひやめていただきたい」と訴えた。安倍首相は、「被災地の復旧復興のために、全力を尽くしていく」とした上で「解散のかの字も考えていない」と述べた。