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ALS患者ら、衆・参の議長に対応改善要求

2016年5月17日 16:32
ALS患者ら、衆・参の議長に対応改善要求

 先週、国会で予定されていたALS(=筋萎縮性側索硬化症)患者の参考人招致が実現しなかったことを巡り、ALS患者らの団体が17日、衆・参両院の議長に対し対応の改善を求めた。

 先週、衆議院の厚生労働委員会では審議中の法案について意見を聞くため、ALS患者の岡部宏生さんの参考人招致が予定されていたが「コミュニケーションに時間がかかる」などの理由で実現しなかった。

 これを受け、岡部さんやALS患者らの団体が17日、衆議院の大島議長や参議院の山崎議長と相次いで面会し、「深い失望と憤りをおぼえた」などと訴えるとともに、障害者が国会で意見陳述ができるように態勢の整備を求めた。

 面会後、岡部氏は記者団に対して「様々な障害があることについて、私を見ていただくことで、理解を深めていただきたい」と述べた。参議院の厚生労働委員会では、来週にも岡部さんを参考人として呼ぶことにしている。