衆議院の選挙制度改革で大島議長が自民党や民主党などの幹部と個別に会談し、一票の格差を是正するため、いわゆる「アダムズ方式」の採用などを求めた。ただ、導入の時期を巡って自民党と他の政党との間に依然、大きな隔たりがある。

　大島議長は２３日、自民・公明・民主など各党に対し、４項目の提案を行った。都道府県の議席配分の見直しにあたって、いわゆる「アダムズ方式」を採用することなどの内容。

　導入の時期について自民党は、２０２０年の国勢調査からアダムズ方式を採用すべきとの考えだが、民主党や公明党などはできるだけ早く導入すべき、と主張しており、依然、大きな隔たりがある。

　大島議長は来週３１日までに合意を得たいと話しているが、見通しは立っていない。