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衆院選挙制度改革 議長が各党から意見聴取

2016年2月23日 2:08
衆院選挙制度改革 議長が各党から意見聴取

 衆議院の一票の格差を是正するための選挙制度改革をめぐり、大島議長が有識者調査会の答申に対する各党の意見を聞いた。

 自民党は大島議長に対し、26日に公表される去年の国勢調査に基づき議員定数を「小選挙区6・比例代表4」の計10削減する考えを伝えた。

 また、答申が示す議員1人当たりの人口に応じて議席配分を見直すいわゆる「アダムズ方式」については、当面これを採用せず、小選挙区を「0増6減」とする考えを伝えた。

 理由について自民党幹部は、「採用すれば都会の議員ばかりが増えてしまう」と話している。

 一方、公明党や民主党はアダムズ方式を採用すべきとの考えを示した。

 民主党・枝野幹事長「(自民党の案は)党利党略そのものであり、調査会答申をつまみぐいして、換骨奪胎するものである」

 各党の意見を聞いた大島議長はまず与党の自民・公明両党が協議をスタートさせ、その後、与野党協議が本格化するとの見通しを示した上で、「今国会中に法改正を行いたい」と各党間の合意形成を呼びかけた。