政治刷新本部 初会合で岸田首相は「派閥」使わず「政策集団」 菅前首相と小泉元環境相は“派閥の解消”を主張
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地元の群馬県で新年の挨拶にまわっていたのは、中曽根康弘元首相の孫、自民党・中曽根康隆議員です。
自民党 中曽根康隆議員(41)(群馬・昭和村)
「今年もよろしくお願いします」
支援者からは…
農家
「国会議員のみなさんがね、あれじゃあちょっと…いったい何に(お金を)使ってるんだろうかね」
話題は“政治と金”の問題です。
中曽根議員は、自民党の青年局長代理として先月、岸田首相から「若い世代、地方の率直な声を集めてほしい」と指示を受けていました。
農家
「今の感じだと支持もできなくなってきている」
「信頼なくすのはわけないけど、回復するのにはもう何十年もかかるね」
相次いだ、自民党への厳しい声。
自民党 中曽根康隆議員(41)
「若手が声をしっかり上げて、自浄作用を機能させろという(支援者からの)声が多かったので、これは一つ、我々に与えられた使命かなと」
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高まる政治不信を払拭するため、11日に行われたのは、自民党の「政治刷新本部」の初会合です。本部長は岸田首相です。麻生副総裁と菅前首相が最高顧問をつとめ、党幹部の茂木幹事長や小渕選対委員長も出席。小泉元環境相ら中堅議員も参加しました。
渦中の安倍派からは最多10人の議員が加わり、約40人で政治資金の透明化などを議論しますが、焦点の一つとなっているのが、派閥のあり方についてです。冒頭の挨拶で岸田首相は「派閥」という言葉を使わず…
岸田首相
「政策集団の政治資金パーティーに関連をして、政策集団の、そして自民党の政治資金をめぐって国民の厳しい目、そして疑念の目が注がれています」
派閥を今後どうしていくのか。会合では「政策議論の場など派閥の役割もある」との意見が出た一方、無派閥の人たちからは…
自民党・無派閥 菅前首相
「派閥の解消。スタートラインとして、そうしたことを進めていく必要がある」
自民党・無派閥・小泉進次郎議員
「派閥という言葉を使うに、はばかられるようなことがあるなら、今回派閥はやめるべきだと」
刷新本部は中間とりまとめを、通常国会が召集される予定の今月26日までに行う見通しです。
(1月11日放送『news zero』より)