北朝鮮は２４日朝、潜水艦発射弾道ミサイル（＝ＳＬＢＭ）を１発、日本海上に発射した。今回の発射を受け安倍首相は、不測の事態に備え、万全の態勢を取るよう指示を行った。

　日本政府は首相官邸の危機管理センターに設置している「北朝鮮情勢に関する官邸対策室」で情報の集約を行うとともに、関係省庁局長級会議を開催して対応を協議した。現在のところ、航空機や船舶に対する被害は確認されていないという。

　また、安倍首相は、情報の収集・分析に全力をあげること、航空機や船舶などの安全確認を徹底すること、不測の事態に備えて万全の態勢を取ることの３点を指示した。政府は、北朝鮮に対し、今回の発射は安保理決議違反であるとして厳重に抗議する方針。