「防災の日」の１日、政府は安倍首相と全ての閣僚が参加して大規模な防災訓練を行っている。

　訓練は和歌山県南方沖を震源とする南海トラフ巨大地震が発生したとの想定で行われた。安倍首相と全ての閣僚は徒歩で首相官邸に集まった。その後、安倍首相はさいたま市で首都圏の９都県市が合同で行う防災訓練に参加し、首都直下型地震を想定した高速道路での事故救助などを視察している。

　また、東京・足立区では警視庁が都心から埼玉方面につながる国道４号線の約１０キロにも及ぶ区間を通行止めにし、緊急交通路を確保するため放置車両などを撤去する訓練を行った。

　警視庁は災害時により近い状況を想定した訓練で、防災意識を高めたいとしている。