安倍首相、国連で演説“北に厳しい対応を”
アメリカ・ニューヨークを訪れている安倍首相は国連総会で演説し、北朝鮮の核・ミサイル開発の脅威を訴え、国連の一致した対応を求めた。
安倍首相は「今、国連の存在意義が問われている」などと強い調子で北朝鮮に厳しい対応をとるべきと主張した。
安倍首相「議長、北朝鮮は今や平和に対する公然たる脅威として我々の正面に現れました。これに対して何ができるか。今まさに国連の存在意義が問われています。力を結集し、北朝鮮の計画をくじかなくてはなりません」
安倍首相は、北朝鮮が弾道ミサイルとそれに搭載する核弾頭を「確実に自らの手中にしつつある」とした上で、「もはや昨日までと異なる新たな対処を必要としている」と強調した。
北朝鮮に効果的な圧力をかけるためには、影響力の強い中国を筆頭に、各国が結束して対応する必要がある。国によって北朝鮮の脅威への認識に温度差もある中、安倍首相の訴えは演説の半分、約9分に及んだ。首相周辺は「ここが安倍外交の正念場だ」と語っている。