国会は、強行採決の可能性に言及した山本農水相の発言をめぐり、与野党の攻防が激しくなっている。野党４党の国対委員長が２０日朝、会談し、山本農水相の辞任を求める方針を確認した。

　会談で野党４党は、山本農水相の辞任や、ＴＰＰ（＝環太平洋経済連携協定）の承認案をめぐり、採決を強引に行わないことを確約するよう与党側に求める方針を確認した。

　民進党・山井国対委員長「山本農水大臣の辞任に値する問題発言であるということを、４党で確認をいたしました」

　野党側はこのままでは２１日の衆議院ＴＰＰ特別委員会の審議は認められないとしているが、与党側は山本農水相の辞任などには応じない方針。また他の委員会でも審議に入れない状態になるなど、国会審議全体にも影響が出ている。