政府は２５日の閣議で、南スーダンでのＰＫＯ（＝国連平和維持活動）への自衛隊の派遣期間を、来年３月３１日まで延長することを決めた。新たに「駆けつけ警護」などの任務を与える方向で最終調整している。

　南スーダンでの自衛隊の活動をめぐり、政府は、安全保障関連法で可能になった「駆けつけ警護」と「宿営地の共同防衛」の新たな任務を、交代で派遣される部隊に与える方向で最終調整している。

　部隊は来月下旬に南スーダンに向けて出発する予定で、政府は、出発前に新任務について隊員や家族に説明する時間も確保する考え。政府はこうした時間も踏まえ、現地の治安などを見極めながら、新任務を与えるかについて来月中旬までに最終決定する方針。