安倍首相は国会で、１７日に予定されているアメリカのトランプ次期大統領との会談について、「経済や安全保障について忌憚（きたん）のない意見交換をすることで信頼関係を築いていきたい」と意気込みを示した。

　安倍首相「（トランプ氏と）経済や貿易やあるいは安全保障について、そして日米関係、同盟関係について忌憚のない意見交換を胸襟を開いて行っていくことによって、信頼関係を築いていきたいとこのように思います。その際にも、これはトランプ（次期）大統領も重々承知だろうと思いますし、共和党の党是と言ってもいい自由貿易の大切さ等についても、私の考えを述べたい」

　一方、安倍首相は「アメリカに大統領が２人いる状況にしてはならないので、その前提で会談したい」と述べ、会談内容などでオバマ大統領に一定の配慮をする考えを示した。