菅官房長官は１０日、東京都内で講演を行い、アメリカのトランプ次期政権について「日本にとっても、安心できる政権だ」と述べ、日米の良好な関係が続くことへの期待感を示した。

　菅官房長官「今、（トランプ次期政権の）いろんな閣僚人事が発表されていますけども、知日家といわれる方も数名入っています。そういう意味において、全体像が明らかになってくるにつれて、日本にとっても安心できる政権だろうと思います」

　さらに、菅官房長官は、トランプ政権で安全保障政策を担当する大統領補佐官に起用されるフリン次期大統領補佐官と、大統領選挙の１週間ほど前に日本で会談していたことを明らかにした。会談ではフリン氏から「日米同盟は極めて重要で、日米同盟をさらに深化させていく」というトランプ氏の考えを説明されたという。その上で菅官房長官は「アメリカの安全保障政策や日米同盟はそんなに大きく変化することはない」との考えを示した。