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定期会合を 安倍首相と「連合」会長が会談

2016年12月22日 19:37

 安倍首相と労働組合の全国組織「連合」の神津会長が22日、首相官邸で会談した。この中で神津氏は首相と「連合」会長による定期会合を再開するよう求めた。

 過去の自民党政権では首相と「連合」会長が会談する「政労会見」を定期開催してきたが、第2次安倍政権の発足後は途絶えている。このため、22日の会談で神津氏は安倍首相に「政労会見」の再開を求めた。

 会談ではまた、安倍首相が自ら進める働き方改革をめぐり「労使がともに理解し合いながら進めていかなければ、実を挙げることができない」と述べ、協力を求めた。

 「連合」は野党・民進党の最大の支持団体だが、民進党執行部が進める共産党などとの野党共闘には批判を強めている。こうした中、安倍首相としては「連合」と会談することで民進党に揺さぶりをかける狙いもありそうだ。