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あっせん問題 首相が徹底調査の考え強調

2017年1月23日 17:31
あっせん問題 首相が徹底調査の考え強調

 国会では安倍首相の施政方針演説に対する代表質問が始まった。民進党の野田幹事長はアメリカのトランプ新大統領に対する安倍首相の姿勢を追及した。

 野田幹事長はトランプ大統領がさっそくTPP(=環太平洋経済連携協定)からの離脱を表明したことを巡り安倍首相の対応をただした。

 民進党・野田幹事長「米国抜きのTPPは『意味がない』とまで述べた総理は、今後どのように対応されるお考えでしょうか」

 安倍首相「トランプ大統領も、自由で公正な貿易の重要性については認識していると考えており、TPP協定が持つ戦略的、経済的意義についても、腰を据えて理解を求めていきたいと考えています」

 野田幹事長「総理は『私は、トランプ次期大統領はまさに信頼できる指導者であると確信しました』と述べました。その言葉は、今も変わっていないのでしょうか」

 安倍首相「信頼できる指導者である、そう確信の持てる会談でありました。この考えは現在も変わることはありません」

 また、トランプ大統領がツイッターを多用していることについて野田幹事長が「乱暴なやり方」だと指摘したのに対して、安倍首相は「SNSの活用は不可欠な時代に我々は生きている」とトランプ大統領に理解を示した。

 また文部科学省の「天下りのあっせん」問題について、民進党の大串政調会長が「安倍政権の下で霞が関が緩み切っている」と追及したのに対して、安倍首相は「あってはならないことだ」とした上で徹底した調査を行う考えを強調した。