参議院の代表質問で民進党の蓮舫代表は、安倍首相の野党に対する姿勢を追及した。

　安倍首相が施政方針演説で、「国会でプラカードを掲げても何も生まれない」と指摘したことについて、蓮舫代表は「他者を批判して自分のみが肯定されるという手法は改めていただきたい」とただした。

　蓮舫代表「（野党時代に）同じくプラカードを掲げ、ヤジと共に反対行動を取られたのは自民党ではないでしょうか。総理、私たちへの批判とどう整合性をつけておられるのでしょうか。そろそろ、他者を批判して自分のみが肯定されるという手法は改めていただきたいと強く申し上げます」

　安倍首相は「これはあくまで一般論であって、民進党の皆さんだとは一言も申し上げていないわけであります。自らに思いあたる節がなければ、これはただ聞いていただければいいんだろうと、このように思うわけであります」と反論した。

　また、２４日午後の衆議院の代表質問で公明党の井上幹事長は、長時間労働の是正に向けた政府の取り組みをただした。安倍首相は、「必ずやり遂げるという強い意志を持って取り組む」と述べ、罰則つきで時間外労働の限度を定める法案について、早期提出を目指す考えを強調した。