去年の参議院選挙から導入された２つの選挙区を１つにする「合区」についてその是非などを検討するための各党代表者による協議会が１０日から始まった。

　１票の格差を是正するため去年の参議院選挙から導入された「合区」をめぐっては、自民党内から「地方の声が国政に届きにくくなる制度だ」などとして解消を求める意見が出ていた。こうした声などを受けて与野党各党は選挙制度などを議論するための「参議院改革協議会」の設置に合意し、１０日から協議を始めた。

　座長を務める自民党の吉田参院幹事長は「全会一致できるように取り組む」と述べたが、「合区」をめぐっては野党から解消に反対する意見も出ており、協議は難航も予想される。