安倍首相とアメリカのトランプ大統領は１１日、トランプ大統領の別荘があるフロリダ州でゴルフ外交を続けている。両首脳は２夜連続で夕食も共にする予定。現地から井上幸昌記者が伝える。

　安倍首相とトランプ大統領はまさにゴルフ三昧。午前中から３時間ほどプレーしたが、場所を別のゴルフ場に変え、プレーを再開している。

　トランプ大統領はツイッターに、ドライバーを手にハイタッチをする写真を投稿し、「素晴らしい時間を過ごしている」と書き込んだ。両首脳が個人的な信頼関係を深めていることがうかがえる。

　一方で、アメリカの有力紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は２人が接近するワケについて、「優先課題が似かよっている」からと分析。例として安全保障を挙げている。トランプ大統領は同盟国に防衛費アップを求めていて、これが、防衛費を増やしたい安倍首相にとっても「好都合だ」と伝えている。

　両首脳はこの後、２夜連続で夕食も共にする予定。トランプ大統領は「充実した話し合いや交渉をする」と語っており、不公平だと批判している「貿易」や「為替」などで新たな要求があるのかが焦点。