あす籠池氏証人喚問へ 与野党が質問を準備
森友学園の籠池理事長の証人喚問を23日に控え、与野党が質問の準備を進めている。
衆議院で民進党は党きっての論客、枝野前幹事長が質問に立つ。国有地が8億円以上安く払い下げられた背景に加えて、昭恵夫人と森友学園との関係もただす方針。
民進党の笠国対委員長代理は、籠池理事長が証人喚問の場で昭恵氏を通じて安倍首相から100万円の寄付を受けたと発言した場合は、昭恵氏に説明責任が生じるとの考えを示した。
民進党・笠国対委員長代理「(証人喚問で)籠池氏がそういう発言をされたとしたならば、これに対する(昭恵夫人の)説明責任というのは当然出てくるんだろうと」
また参議院では、森友学園視察メンバーの一人、福山幹事長代理が質問する。参議院の榛葉国対委員長は23日の喚問は真相究明の始まりに過ぎないとの認識を示した。
民進党・榛葉参院国対委員長「明日は真相究明の始まりだと思っている。明日を皮切りに(籠池氏)ご本人が公の場で、しかも証人喚問という極めてハードルの高い形で、国会でお話しになるんですから、明日の話を聞いて、質疑のキャッチボールをして、そこから第2幕が始まるんだろうと思います」
一方、与党側は小学校の建設費をめぐる3枚の契約書の問題など、籠池氏のこれまでの発言の矛盾点を追及していく考え。
自民党・竹下国対委員長「明日行われる予定の証人喚問、真相究明のためにしっかりと行いたいと。しっかりとした質問をし、真相が明らかになるように努力をしてほしいと」
22日午後は、自民・公明両党の質問者が集まり質問の内容や割り振りについて協議した。