籠池氏妻「認可ください」昭恵夫人にメール
森友学園をめぐる問題で、23日に国会では籠池理事長の証人喚問が行われる。こうした中、籠池氏の妻が今月、安倍首相の昭恵夫人に送っていたメールに小学校の認可を求める内容が含まれていたことがわかった。
籠池氏の妻からの要求に対して安倍昭恵氏は、小学校の認可には触れないメールを返信したという。
関係者によると、籠池氏の妻は今月上旬「助けてください。うその報道をやめさせてください。認可をください」などとメールを送っていた。これに対して昭恵氏は「私もマスコミに追いかけられて、びっくりしています。神様はすべてご覧になっています」などと返信し、小学校の認可には言及していないという。首相周辺はこうしたやりとりは「まったく問題ない」としている。
一方、野党側は証人喚問で国有地が8億円以上安く払い下げられた背景に加えて、昭恵氏と森友学園との関係もただす方針。籠池氏が証人喚問の場で、昭恵氏を通じて安倍首相から100万円の寄付を受けたと発言した場合は、昭恵氏に説明責任が生じるとの考えを示した。
民進党・笠国対委員長代理「(証人喚問で)籠池氏がそういう発言をされたとしたならば、これに対する(昭恵夫人の)説明責任というのは当然出てくるんだろうと」
一方、与党側は小学校の建設費をめぐる3枚の契約書の問題など、籠池氏のこれまでの発言の矛盾点を追及していく考えで、22日午後も衆参の幹事長らが協議する方針。