“共謀罪”野党が抵抗し、委員会見送り
“共謀罪”の趣旨を盛り込んだ組織犯罪処罰法改正案をめぐり野党4党が自民党の対応に反発し、7日の委員会の開催が見送られた。法案審議は入り口から混乱している。
与党側は当初、週明け11日から法案の委員会審議に入ることを目指していたが、野党側の猛反発で入り口から混乱が続いている。
法案の審議をめぐっては、6日に行われた与野党の協議の場で自民党の筆頭理事が審議の進め方をめぐり激高して机をたたき、「理事を辞任する」と言い残して退出したことから野党側が一斉に猛反発した。
その後、自民党は理事の辞意を撤回して謝罪したが野党側は「筆頭理事を交代させなければ審議には応じられない」として拒否し、7日の委員会も開けない状態になっている。
民進党・安住代表代行「数におごって態度を豹変(ひょうへん)させて机をたたいてってやらかしたら、結局それがもとで国会が空転しているんだから」
自民党は7日、改めて審議に応じるよう求める考えだが事態打開のメドは立っていない。