今村復興相が今月４日の会見で、福島県などからの自主避難について「自己責任」との認識を示したことをめぐり野党側は１１日、被災地から今村復興相の辞任要求が出ていると追及した。

　辞任要求に対して今村復興相は「発言の真意が伝わっていない」として「理解を得られるように頑張っていきたい」と述べた。

　民進党・金子恵美議員「（福島県内からの）抗議および辞任要求どのように受けとめていらっしゃいますか」

　今村復興相「私の真意はよく伝わってないということで、私はあると思います。ご理解を賜るようにこれから頑張っていきたいというふうに思っております」

　また今村復興相が同じ会見で、自主避難者に対する国の責任を問う質問に対して「裁判でも何でもやればいい」と発言したことについて、金子議員は「発言を撤回しないのか」と迫った。

　これに対して今村復興相は「どうしても駄目な時は一般論として司法の場に持っていくしかないと言った」と説明し、発言を撤回しない考えを示した。